話す(無料)
SOZO² — HOW IT WORKS

隠さず、見せます

AIと人がどう分業し、なぜ品質が漏れないのか。
判断のルールも、迷いの行き先も、データの置き場所も。
仕組みを、ぜんぶ公開します


01 — 品質の関所

品質が漏れない、四つの関所

「AIは間違えません」とは言いません。間違いが起きてもお客さまに届く前に止まるように、すべての仕訳が四つの関所(ゲート)を通ります。

G1 自動採点 — 正解事例集

正解がわかっている取引を集めた問題集でAIを毎日採点し、ルール化済みの取引の誤りを検出します。エラー率を毎日計測します。

G2 迷い隔離 — AI自身

確信の持てない取引・ルールにない取引は、答えを出さずに「人へ」自動で振り分けます。根拠のない回答は出させません。

G3 熟練確認 — 会計実務家

迷い分だけを熟練の実務家が判断します。ここで生まれた新しい判断はルール台帳に載り、次からはAIができるようになります。

G4 顧客確認 — 貴社

最終の目。週1回・数件・5〜10分。最後の目は、その会社をいちばん知っている人に置くのが正しいからです。

「間違えない」ではなく、「届く前に、止まる」


02 — 全員が従う憲法

第0条 — ほんとうの言葉だけを使う。

私たちには、AIにも人にも同じに適用される憲法があります。その土台が第0条です。

第0条: ほんとうの言葉だけを使う。

  • 実データのない事項(日付・金額・数値・事実)は生成しない。「手元にない」と言う
  • 人の名前と言葉は本人のもの。本人を詐称しない。実名の使用は、本人の同意があってから
  • 本物の人間の言葉は、AIの判断より常に優先する

その上に、五箇条。どの条にも「却下するもの」を決めてあります——言い訳を、先に潰しておくためです。

二度目は、機能に。

一度やった仕事は、機能とルールにしてAIへ渡す。共有するのは抽象化した汎用機能のみで、顧客固有のデータは機能化のときに必ず剥がす。

「今回だけ手作業で」

責任と判断は、人が持つ。

AI化の線は、能力ではなくリスクと責任で引く。危険・高責任・人を理解する仕事は、できても人がやる。

「AIでもできるからAIで」

主権は、約束。

預かったデータをどう扱うかを契約と実装で証明し、できないことは「まだできない」と書く。速さや便利のために曲げない。

「外部に投げれば速い」

隠さず、証明する。

「信用して」ではなく、「検証して」。数字も限界も公開する。

「都合の悪い数字は伏せる」

持ち寄り、分かち合う。

計算も、知識も、機械も。貢献した人は利益を受け取る。知識は、年金になる。

「独り占めした方が儲かる」

この憲法はAIにも人にも同じに適用される——それ自体が私たちの製品です。


03 — 自社実験

AI社員の会社を、自社で実験しています。

Bボタン株式会社の社内には、AI社員12人が24時間働くDiscord上の会社が実在します。社長(人間)が方針を出し、AIが分担して作業し、結果を人間が承認する——SOZO²でお客さまに提供する分業を、まず自分たちが毎日使っています。自分たちが、最初の顧客です。

「先に事故る」のが目的です。顧客のデータでは絶対に踏めない失敗を、自社の実験環境で先に踏み、直してから製品に反映します。実験で見つかった穴はすべて失敗台帳に記録され、製品仕様の検査項目に加わります。この実験から学んだ事故防止の5箇条を、運用規律としてそのまま公開します。

一、承認の線
人間の承認が要る操作は決めてあります——顧客データに触れる変更・価格・対外発信・システム変更。承認が24時間滞留したら自動リマインド。システム変更は人間の承認なしには一切実行されない——AIによる代理実行は、実験環境での検証を経て安全条件が定義できるまで本番に入れません。
二、費用の上限
AIの使用コストに日次上限。超えそうな仕事は、実行する前に止まります。1つの会話が呼べるAIの数にも上限を置き、連鎖の暴走を構造で防ぎます。
三、目隠し
顧客情報は自動マスキングしてからAIに渡します。名前・口座・金額の生データを、チャットに残しません。
四、根拠の義務
根拠のない回答は出させません。参照したルール台帳のIDを添えられない回答は「確認中」に自動降格し、人へ回ります。実データを持たない事項(日程・金額・数値)は生成禁止——「手元にない」と答えるのが正解です(第0条)。
五、引き継ぎ
止まったら順に引き継ぐ: AI不調 → 5分後に再試行 → 15分で管理者へ通知 → 24時間以内に人が直接対応。対応の約束を曖昧にしません。
  • 実在の人をモデルにしたAIは、本人を詐称しない。AIであることを名乗り、本人確認が要る事項は本当に本人へ確認する
  • モデルとなった本人は、自分をモデルにしたAIをいつでも停止できる。データの削除も、本人が求めれば行う
  • AIが人間の代わりに承認する実験では、「人間役AI」と明示的に名乗らせ、すべての代理判断を台帳に記録する。本物の人間の言葉が届いたら、常にそちらが勝つ。実験は顧客データに触れない領域に限定し、責任は実験を設計した会社が負う——AIのせいにしない

04 — データの約束

データの約束 — 3段階を、正直に。

「データは安全です」のひと言で、済ませません。いま何を約束できて、何がまだできないのか——3段階に分けて開示します。

データの約束 3段階
段階時期約束できることまだできないこと
v1 契約の主権いま「学習に使わせない」契約経路のAIのみ使用。保存は暗号化した国内環境。解約時はバックアップを含め30日以内に全削除し、書面で報告処理の一部が国外サーバーのAIを経由(学習不使用は契約で担保)
v2 物理の主権2027年〜(予定)Box(貴社に置く小型AIコンピュータ)で、データが物理的に社外へ出ない高難度の例外処理はクラウド併用
v3 網の主権2028年〜(予定)会員が持ち寄る計算網の中で処理が完結し、どこにも渡らない

色のついた行が、いまいる段階です。「全部できます」とは言いません——今どの段階か、次はいつかを、常に公開します。

現段階では、処理の一部が国外サーバーのAIを経由します。学習に使わせないことは契約で担保していますが、物理的に社外へ出ない構成はBox(2027年予定)からです。いまどの段階にいて、次がいつなのか——このページで公開し続けます。


05 — ことばの辞典

ことばの辞典

このサイトには、少し変わった言葉が出てきます。はじめての方のために、先に説明します

Box
貴社に置く、小型のAIコンピュータ。データが物理的に社外へ出ない構成をつくれます(月額制・2027年提供開始予定)。
水道
使う人が増えるほど、安く・良くなる仕組みのこと。「良いものを、水道の水のように届ける」——松下幸之助の水道哲学から借りた言葉です。
正解事例集
正解がわかっている取引を集めた、AI用の問題集。これで毎日AIを採点し、品質を数字で見張ります。
失敗台帳
過去の失敗パターンの記録。同じ失敗を二度しないために、AIが仕事の前に必ず参照します。
白ラベル
記帳代行会社や士業事務所へ仕訳の下書きを部品として供給し、相手のブランドで納品してもらう形。品質基準と誤り時の責任分担は契約で明記します。
DePIN
「ディーピン」と読みます。計算力をみんなで持ち寄って分け合う技術の呼び名。イメージは自家発電の融通網——各社に置いたBoxが、余った計算力を貸し借りする。電気を近所で融通し合うのと同じ理屈です。上の表のv3「網の主権」を支えます。
受託
お客さまの業務を直接お引き受けする仕事。SOZO²の機能はすべてこの現場から生まれます(受託=研究開発)。

隠さず、
証明する。